Direct3Dは登場以来、年々バージョンアップを重ね、現在は11に至ってようやく停滞気味になっています。基本的にはバージョンが高いほど機能性が高く、出来る事も豊富になりますが、動作環境は制限されます。ビデオカードがDirect3Dのどのバージョンまで対応しているか、使っているOSは何か?等が動作環境に含まれます。
ビデオカードは、時代が新しくなれば例え安物でも新しいDirect3Dのバージョンに対応するのが普通です。
OSに関してはWinodwsXPや、それより昔のOSではDirectX9までしか動きません。(10や11は非対応です。)
Direct3D10、10.1、11で作られたプログラムは
Windows Vista(サービスパック更新プログラムを適用済み)
かWindows 7で動きます。8やそれ以降のOSが出ても当分は動くでしょう。
アプリケーションを制作する時にプログラマーは始めに機能レベルというのもを選択出来ます。機能レベルをDirectX9レベルのものまで下げてプログラムを作れば、そのプログラムの中でその機能レベル相当の機能しか使えませんが、DirectX9対応のビデオカード等でも動くようです。(どうせVista以降のOSはDirectX10以降の性能を備えたチップを搭載しているんじゃないかという気もするんですが。)
今になって見ると、Direct3D10と10.1と11は、使えるOSは同じで、使えるビデオカードが違うだけです。今時のビデオカードならDirect3D11以降に対応しているものが発売されているでしょう。
このブログでは主にDirect3D10の解説をする予定です。
参考
Windows のグラフィック API
Direct3Dから10への以降
Direct3D10.1の機能
Direct3D 11 の機能
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